「アレ作れるくらいなら弾けるでしょう?うちの子(大学生・男)買ったばかりで弾けないから教えてあげてよ」とある人から頼まれて、電気仕掛の六味線の演奏方法を教えることになった。改まって教えるなんて初めての事。教えるといっても、背中で弾いたり歯で弾いたり、ライターのオイルを振りかけて火をつけたり、ダックウォークしたり、アンプのキャビネットにネックを突き刺したり、腕を風車のようにブルンブルンと回して弾いたり(意外と難しい)といった方面ならば何とか説明できそうだけれど、演奏面は苦手。ましてや五線譜を出されて、「これ弾いてみて」なんて頼まれたら、んもう両手を挙げてごめんなさいごめんなさい帰ります、である。そんな心配をしながら本日午後1時お宅訪問。レクチャー開始。「意味わかんねっす」等の若者言葉にもめげず、チューニングから各部の名称、アンプの使い方、押さえる場所、基本的な奏法、そして一般的に難関といわれるFコードの押さえ方まで教えたところでお開きに。しめて2時間半。難しいところまで進まなくてよかったー、と一人安堵。説明分かり辛くなかったかしら。ま、楽しかったからいいか。それにしても久しぶりに弾いたら手首が痛い。